ハンプティ・ダンプティ

ディトシ小説。文才ないのでご了承を。



ハンプティ・ダンプティが 塀の上
ハンプティ・ダンプティが おっこちた
王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも ハンプティを元に 戻せなかった』

生ぬるい風に吹かれて自分に言い聞かせるように呟いた。

「それ、“塀の上のハンプティ・ダンプティ”だろう?」

「知っているのか?」

隣に座っているシータの予想外の返しに逆に聞き返してしまった。
少し言葉を失い、目を自分の足に向ける。
そして「ははっ」っと苦笑いしてみせた。

「…。まるで、俺の事を書いてるみてぇだよな」

そう言って遠くを眺めてみる。
ざぁっ、と一瞬冷たい風が吹いた。
シータも同じように遠くを眺める。
するとシータが「ふふっ」っと笑う。

「なにがおかしい?」

「だって、“ハンプティを元に戻せなかった”んだろう?」

シータが微笑む。すると、さっきまでの冷たい風が優しい風へと吹き変わった。

「ディアフトライは、“ここ”に存在しているじゃないか。」

シータの微笑みはまるで天使のようで、
ここは天国か?と思った。

「王様とか、家来だけが元に戻せるってわけじゃないと思うよ。ディアフトライには僕がいる。…それとも、僕だけじゃ物足りないかな?」

「…いや、お前だけで充分だ。」

そう言って、俺も微笑み返す。


ハンプティ・ダンプティ







もう、なんじゃこりゃwとりあえず、ほのぼのっぽいけど少しシリアス入ってるやつ書きたかったんですー!(笑)ディアフトライさん、クオちゃん、ほんとにごめんなさい!!((